riturituのブログ

50代の日々の記録

息子からのお土産と、エゴン・シーレ展

4日前に息子がヨーロッパ旅行から帰国し、今住んでいる私の実家へは戻らずに
こちらの自宅へ帰ってきました。
(実家にいるおじいちゃんに配慮し、コロナ対策として自主隔離するのだとか)


楽しみにしていた土産話は、息子が企んでいたドッキリが成功したのかどうか(笑)
高校で仲の良かった友人3人が大学の卒業旅行でやはりヨーロッパに行くらしく、
その3人の旅行初日と息子の旅行最終日、たった1日だけが日程的に被るので
ローマにて落ち合うというのですが、
友人3人の内1人だけと連絡を取り、偶然を装って会うという作戦。
早朝に到着するの3人を空港で一時間前からスタンバイして待っていて、
何気なく3人の前へ現れたところ、
何も知らずにいた友人2人はもの凄く、もの凄く驚いたそうです。
息子はこの驚いた顔が見たいがために、夜行バスで10時間かけてイタリアに入ったそうでお疲れさま。
ドッキリ成功でよかったね(^▽^)v
精神状態も良くなっているようで、それも私としてはよかった。


そしてお土産も買ってきてくれました。

オーストリアの貴腐ワイン、「クラッハー」のトロッケンベーレンアウスレーゼです。


世界三大貴腐ワインは、フランスのソーテルヌ、ハンガリーのトカイ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ。
このオーストリアのトロッケンも、ドイツのものに匹敵するワインらしく
飲んでみると、本当に甘く深く、芳醇な香りがフワッと広がり、
一口で圧倒されるほどに美味しいです。
貴腐ワインなので、とことん甘いです。
ハンガリーのトカイワインも以前飲みましたが、こちらの方が好きかなあ。


息子は今日、大学で転部のための試験があったのですが、
こんなに遊んでいては受からないのでは??


昨日の記録。


上野の東京都美術館で開催されている「エゴン・シーレ展」へ出掛けてきました。


エゴン・シーレはピカソと同時代の画家ですが、才能に恵まれながらも
当時流行したスペイン風邪により28歳という若さで亡くなっています。
クリムトから認められ数々の作品を発表していますが、
作品の中に倫理的問題があるということで警察に拘束されたり、
第一次世界大戦に従軍したりと、順風満帆な人生ではなかったようです。


作品を見ていると、シーレの苦難や苦悩、深い洞察力がこちらにも伝わってきて
絵の中にそのときシーレが発していたエネルギーを強く感じます。
シーレが絵を通してこちらに訴えかけている・・・。


パンフレットにも使われている「ほおずきの実のある自画像」は、
シーレと対峙しているような感覚になり
ほおずきがあることでよりシーレに引き付けられることが不思議で
手でほおずきを隠してみたり、入れてみたり、
何でこの構図が出てきたのだろう、と考えたりしていました。


写真OKの絵が何点かありました。

やはり本物の絵というのはすごいですね。
心を揺さぶられました。


今日は、セリアで買ってきた小さなトートバッグに

家にあったボタンを縫い付け

会社でお昼にちょっと外に出るときに持つバックを用意しました。
お財布とスマホだけ入れる感じで。
あとコンビニで買ったお菓子を入れたりとか。
100円で出来てうれしい^^
でもちょっと心配になりました。
この帆布のトートを作るのに100円の人件費で出来るのだろうか?
バックとか洋服って機械ではなく人が縫っているのでは、と考えると
はたして喜んでいいのか分からなくなってきました。



***
2月24日でロシアがウクライナへ侵攻して1年がたちました。
1年も続くなんて!すぐに戦争なんて終わるものだと思っていたのに信じられない思いです。
先日の国連決議でもウクライナを支持しない国が3割近くあり、この先も戦争を止められず、普通に暮らしていた人々が亡くなっていく現実を思うと心が締め付けられます。