riturituのブログ

50代の日々の記録

一人旅 岐阜県中津川市へ

9月25~27日の記録です。


まだ残っていた夏期休暇を取得し、一人旅。
平日3日間なんて友人は誰も付き合ってくれないだろうから、
始めから一人で行くことを念頭に行く先を決めました。


予算内で、あまり人がいない田舎で、でも車は運転できないからバスが利用できるところ。
そして海か山か緑、景色のきれいで胸がスーッとするような・・・って
かなり漠然とした希望でさがして決めたのが岐阜県中津川市にある宿場町。
江戸時代にできた五街道のひとつ、中山道の、43番目の宿場町「馬籠宿」と44番目「落合宿」を目的に。


新幹線で名古屋まで行き、JR中央本線に乗り換え。
ここから中央本線に乗り岐阜県に向かうのは不思議な気分です。
いつも東京駅や新宿駅から乗り、行ったとしても山梨まで?長野が限界?
途中、多治見駅で下車し、愛知県甲南市に住んでいる友人と落ち合い、ランチを楽しみました。


地元の定食屋さん。

私はカニクリームコロッケが食べたくて・・・。友人はヒレカツ定食。
1個ずつ交換して大満足^^
久しぶりに会う友人と近況などをおしゃべりし、
ああ、なんだかこうやって気を使わない友人とのんびり話すのっていいなあ。
”外は彼岸花が咲いているね” って季節を感じながら。
(友人曰く「うちの庭では彼岸花は雑草のような扱い」と。(笑))


多治見と言えば美濃焼。
最近、日本の食器がいいなあと思い始めていたので、オリベストリートを散策。

作家さんの器などを置いているお店が何店舗もあって見入ってしまいましたが、
写真を撮り忘れて残念です。
大量生産ではない一点もの器というのは、
そこから作家さんのエネルギーが溢れ出ているような感じがして
強い想いがきちんとこちらに伝わってくるのですね。
こんな器にご飯を盛って食べたいと(ちょうど使っているお茶碗が欠けてしまった)
いろいろ見て回りましたが、こんなに素敵な器だと適当には選べなく、
再度訪れてじっくり見て決めたいと、今回は購入をやめました。
美濃焼ももうちょっと勉強しなくては!(お店の方が色々教えてくださってとても勉強になりました^^)

胸がスーッとします!!


その後友人と別れて、目的地の中津川へ。


次の日、宿泊した旅館からバスで馬籠宿へ出発。
10分もかからず馬籠宿へ到着。
外国人の観光客が8割くらい?1割が日本人観光客で、残り1割が地元の人という感じ。
一瞬どこの国??と思ってしまいました。
海外の皆さんよく知っていますね。

少し上り坂になっていていい雰囲気です。


後ろを振り返ると青空いっぱいの気持ちのいい景色が!

ここが馬籠峠。
この先はもう長野県になり、次の宿場町である妻籠へ向かう道。私はここで折り返しました。

また下ります。

お昼ご飯は名物の五平餅がついたお蕎麦セットをいただきました。
素朴な味が嬉しい。

そして出発地点に戻って

今度は落合宿へ向かって歩きます。所々に彼岸花が咲いていて、のどか~。

そしてお目当ての落合の石畳へ。石畳が840mも続きます。

しんとしていて、誰にも会わない。

石畳を超えると、眼下に落合宿の街が見えてきましたが

この辺りでだいぶ疲れてきて・・・。
山道のようなところも含めて、登ったり、下ったり、10km以上。
街に着いた後は、バスで旅館まで帰り、一日を終えました。楽しかった!


しかし、昔の人はこんな道をずーっと旅しながら、江戸へ向かったり(京へ向かったり)したのですね。
今でこそ、観光だから楽しいですが、やはり大変だっただろうなと思わずにはいられません。


最終日は、中津川駅からバスで苗木城跡へ行きました。

苗木城は、江戸時代から明治時代まで、遠山氏が苗木領主として治めた城だそうです。
(遠山氏は武田信玄と織田信長と縁戚関係にあったらしい)


頂にある城跡へ向かう山道がジグザクと歴史を物語っているようで風情があり、
すごく高いわけではないですが、山頂から景色はやはり気持ちよく、
木曽川も美しくて、しばらくボーっと眺めていました。


中津川駅で名物の栗きんとんを買い、帰路につきました。


番外編。
旅館の朝食。(おかずがたくさん!)

お部屋。(一人でこの広さは贅沢でした)


日常から離れた時間は至福のときですね。気持ちが澄み切るような感じです。


こんな旅行ができたことに感謝して、
今起こっている戦争が早く終わるように祈りたいと思います。

イヴ・サンローラン展

今日は、一日休暇を取り、国立新美術館へイヴ・サンローラン展に行ってきました。


ここ最近、シャネル展、クリスチャン・ディオール展とファッションデザイナーの展覧会が続いているような気がしますが、昔からこんなにやっていたのでしょうか?
と言っても、サンローランは15年前までは存命でいらっしゃったので
最近になってこのような回顧展が日本で開催されたとしてもおかしくはないですね💦


ディオールはサンローランの師匠(←表現が雑ですみません)ですし、シャネルもディオールと同時期だと考えると、没後そんなに経っているわけでもないか・・・


そんな前置きはいいとして中身にいきます。
まずは、ポスターにもなっていたこのワンピース。

まさに私がイメージするイヴ・サンローランです。
直線的なフォルムと幾何学的な模様、そしてはっきりとした色使い。

でも、サンローランの軌跡をたどっていくと、
本当に多くの雰囲気異なるデザインや作品があることが分かりました。


サンローランがディオールのデザイナーとして働いていた頃は、「これぞディオール」といったウエストがシェイプされスカートがふわっと広がるような、妖精のドレスと言うような、柔らかな曲線的なデザインで、
その後、世界各国、例えばロシア、中国、モロッコ、スペインなど様々な国の衣装にインスパイアされたデザインも数多くあり、

意外だったのは
ジャン・コクトーの作品の舞台衣装をデザインしていたり、
マティスやファン・ゴッホ、ピカソら多くの画家の絵を自分なりに解釈し、それをデザインに取り入れていたこと。
いつも雑誌や店舗などで見ているプレタポルテの洋服のイメージしかなかったので
こんなに多彩な服をデザインし制作していたのだなぁと驚きました。


もうひとつ、実際(近くで)見て、よかったと感じたのは
服にほどこされた刺繍やビーズ、その他ビジューの精密で美しいこと!気の遠くなるような作業が想像される・・・
サンローランのメゾンを支える各専門の職人たちの技(わざ)の結集です。
そしてデザイン画に限らず、サンローランの描いた絵がとても素敵でした。
デッサンや構成、色、だけではない訴えかけるような何か、画家でも通用するのではないかと考えながら見入ってました。(額縁に入れて部屋に飾りたい。)


そんな中、とても身近に感じた物がありました。
それは、紙で作った洋服の着せ替えです。
そう、子供の頃、私は紙で出来た着せ替え人形でどれほど遊んだことか!!
正しくそれと同じものがサンローランの手で作られていて驚きました。
まだ、デザイナーとして働く前にこのようなものを制作して、デザイン力を磨いていたのでしょうか。それとも、ただただファッションが好きで出来てしまったものなのかしら。
ちょっと嬉しくなりました。


そして、国立新美術館には何度も来ていますが、毎回撮ってしまう建物。


建築家・黒川紀章の作品です。


今週はあと1日、仕事を頑張ろう。



***
金原ひとみさんの朝日新聞への寄稿「『母』というペルソナ」を読んで、自分が抱いていた思いと100%重なってしまい、しばし呆然としながら涙が滲んで・・・。しかし、こんなモヤモヤした気持ちを文章に表現する力はさすが小説家。金原さんみたいに言葉を紡ぐことが出来たら素晴らしいだろうな。

少し早い誕生日プレゼントと、社員旅行に行った週末

11月に入っても比較的暖かい日が続いていましたが、今日は最高気温13℃と寒い。
この冬初めて暖房を入れました。
でもここ最近の気候はいったいどうなっているのだろう。
地球温暖化の影響で、昔とは季節の移り変わりがだいぶ変わってきています。
夏は本当に暑くて長くて、涼しさが訪れたのはここ最近でしょうか。会社では11月に入っても冷房を入れています。
今日は急に寒くなったけれど、この先どんな寒暖をたどっていくのか。


さて先週の金曜日、会社から帰宅すると玄関先にAmazonの箱が( ゚Д゚)。
何も頼んだ覚えはない。
宛先も送り主も、私の名前になっています。???
最近巷で聞く勝手に送り付けてくる詐欺か?
怖いので、開けずにネットで色々調べたり、箱を揺すってガサガサやってみること15分。
その後ガムテープをそーっと剥がし、恐る恐る箱を開けてみると、
「rituちゃん、お誕生日おめでとう」とのメッセージが!!
そうだった。来週(もう今週)は私の誕生日。
親友Mちゃんからの誕生日プレゼントでした♡
かなり恐々(こわごわ)と包みを開けましたが、一瞬で顔は満面の笑顔^^


プレゼントは素敵なガラスペン✨

フランスの老舗ブランド「エルバン」のハンドメイドで作られたガラスペンだそうです。
色も形も美しく、ハンドメイドなのでひとつひとつ特有の筆記角度があるらしい。
軸を回転させて自分が書きやすい角度を見つけるのだとか。
インクを付けて書きます。
きっと書く文字は濃淡が出て、細さ太さが一定ではない味わいのある雰囲気になるのだろうな。
書き心地はどうかしら。絵を描いたら上手く見えるのかしら(笑)
こんなうっとりするような美しいペンで、お気に入りの便箋に文字を書いたなら
その時間はとてもゆったりとした幸福な時間(とき)になる気がします。


Mちゃんのメッセージは
「rituちゃんに似合うと思い選びました。自分時間をゆっくり楽しんでもらえたら・・・」
と続いていました。
私が好きな「もの」や「こと」をよく分かっていてくれる、なんて嬉しい言葉。
ありがとう。


番外編。

こちらも先月Mちゃんが東京方面へ家族旅行で遊びに来たときに、お土産にもらったもの。
少し会うだけだったのにわざわざお土産を持ってきてくれて。
貝ひもはパッケージにあるコピー通り、本当に”カリポリ”と、味付けも絶妙で手が止まらない美味しさでした。
もちろんずんだあんバターも美味しかったです!


ところで、昨日今日は1泊2日の社員旅行でした。(自由参加です)
今の時代、社員旅行があると言うと驚かれますが・・・
本当に昔ながらの社員旅行で、バスを借り切り、添乗員さんの引率にて目的地の宿泊先まで
観光地を見て歩き、夜は宴会で一日目は終了。道中バスの中でもずっと宴会です。
二日目は地元名産品などが購入できるところに寄りつつ、昼食を取り、やはりバスの中は宴会状態のまま帰路に就きます。


ちなみに今年は千葉方面でした。宿泊した場所です。

初めての試み、旅館ではなくログコテージ。グループに分かれてね。
インテリアはおしゃれで快適、食事もすごく美味しくてリピートしてもいいくらいでした。
しかし、来年も参加するかどうかというとこれまた微妙な話なんですよね・・・


道の駅でお土産に買ったガーベラ。

このピンク色の愛らしさに一目ぼれしてしまいました。



***
私がこうやって旅行へ行っている間もパレスチナ自治区ガザ地区で多くの子供が負傷し亡くなっていることを考えると、いたたまれなくなり、暗澹たる思いになります。